ねとげ日記(うそくさい)
Posted by Lita - 2005.12.20,Tue
0時も過ぎて、アルコールで火照った体を覚ましながらぶらぶらと家路につく時間が好き。
ほんとはそんなに酔っ払ってないのに、千鳥足の真似事したりなんかして。
空気と時間に酔う。
妙におかしく、また清々しい気分になれるのが不思議だ。
街頭と車のライト、それと月の明かり。
そう、あと野良猫。
こんな寒い中で、威嚇しながらこちらを見上げる目は鋭い。
おいでおいでしたってそっぽ向き。「何よアンタ?」と言いたげなその目。
猫に惹かれる気持ちがよく分かる。
振り返ってもらいたい気持ちと、憎んでいてほしい気持ち。
アルコールで浮かれる気分、紫煙でにごった空気。
恐らくはそれのシンクロ。
・・・・
冬の寒さは辛いが、その分昼間の日光は他の季節では味わえないほど美しく感じる。
恐らくそれは、他の季節の緑の主役達がのきなみ勢いを落としているからだろう。
飾り立てる立場から、一人主役になった太陽。だから冬が最も美しい。
週末の所沢航空記念公園は、犬連れの人が多く
一定期間、テストとして提供されていたドッグランには多くの犬と飼い主で賑わっていた。
「あたしもはやくあそびたいなぁ」
「キ」
木か気か生か、なににしてもこういう風景は心が和む。
それなりに落葉の絨毯はできているが、12月に入ったというのにまだイチョウは葉をつけている。
日々ただ何かに追われながらセイカツしてるだけでも
たぶんこうやって、そんな私とは無関係に木々は周囲を彩り続けている
なんでこんなことに気付かないのか。なんでこれだけしか気付かないのか。
なぜこんな時にしか気付けないのか。
なぜ目の前のものしか見えず、気付かないのか
なぜ個でなければならないのか。
私は別に何かの宗教に通じているわけではないが
この木々と、この空気と、この何もかもと、私とは全く同じものに思えてくる。
それは多分、単なる願望に過ぎないと思っても。
ただ、単なる一本の木でありたいと思う自分がいる。
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無題
飛翔さん、コメントありがとうございます♪
飲みあけの帰り道ってなんかイイですよね。私は大体ニワトリの無く時間になってしまうので(おいおい)、こういう夜を味わえるのは珍しい事でありますw
なんかこう、何かがおこるような、なにかのストーリーがはじまるような、そんな舞台にたっているような感覚になります。
蛇足に脱線しますが、私の好きな作家、アイザック・アシモフの小説の中にこういう一説があって‥
「ごく口下手な人の中でさえ、心の中に不思議な情感を感じて自分なりに言葉にして吐き出したことが一度でもない者は、ごく稀なのである」
私はこれ、その通りだと思うんですよね。
きっと人には言わずとも、誰しも哲学的で詩的な何かをイメージしているはずだ、って。
そう考えると、なんて多くの言葉の中で、私は生活しているのだろうと思います。
飲みあけの帰り道ってなんかイイですよね。私は大体ニワトリの無く時間になってしまうので(おいおい)、こういう夜を味わえるのは珍しい事でありますw
なんかこう、何かがおこるような、なにかのストーリーがはじまるような、そんな舞台にたっているような感覚になります。
蛇足に脱線しますが、私の好きな作家、アイザック・アシモフの小説の中にこういう一説があって‥
「ごく口下手な人の中でさえ、心の中に不思議な情感を感じて自分なりに言葉にして吐き出したことが一度でもない者は、ごく稀なのである」
私はこれ、その通りだと思うんですよね。
きっと人には言わずとも、誰しも哲学的で詩的な何かをイメージしているはずだ、って。
そう考えると、なんて多くの言葉の中で、私は生活しているのだろうと思います。
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